アギーレジャパンは1日、札幌市内で始動。初陣の親善試合ウルグアイ戦(5日・札幌ド)へ向け練習が行われた。

 初召集のFW皆川佑介(22=広島)は、FW大迫勇也(24=ケルン)との初対面で動きに注目していた。ポジションを争うライバルだが、前橋育英時代、1学年上の大迫は高校選手権であこがれの存在だった。「自分が一方的に知ってるだけ。あこがれでもあるし、少しでも近づきたい。ポストプレーヤーとして、学ぶこと、盗めることを自分のものにしたい」。サッカーテニスでも同じチームになり、コミュニケーションも深めた。一方で、初招集の初々しさも見せた。真っ先に到着した羽田空港では、アギーレ監督が3メートル横にいながら気づかず、旅行代理店のスタッフに電話連絡した後にようやく指揮官と対面。笑顔で握手を交わした。「(同じ広島の)水本さんからは、いつものプレーをすればいいと言ってもらえたので」と緊張の中にも持ち味発揮を誓った。