日本サッカー協会は1日、東京・JFAハウスでジャマイカ、ブラジルと対戦する国際親善試合へ向けた代表メンバー23人を発表した。

 川崎FのFW小林悠(27)は、全体練習終了の直前に吉報を受け「ビックリしました」。目を丸くしながら、チームメートからは拍手で祝福された。代表を意識するようになったのは、4月の国内合宿に初めて招集されてから。けがで辞退したが「近づいているなと思った。チームで結果を出すことに集中した」。今季リーグ10得点で、アギーレ監督が視察した9月13日の徳島戦で1ゴール2アシストと結果を残し、日の丸にたどり着いた。

 人見知りな性格。代表メンバーに溶け込めるか不安だったが、神奈川・麻布大渕野辺高の同級生、東京DF太田の選出を知らされると「ウワァ~、めちゃホッとした」と表情を緩めた。親同士も親しい太田からは「悠の選出が一番うれしい。ずっとそばにいてあげたい(笑い)」と心強いエールも。高校以来の共闘で、Aマッチデビューをめざす。