日本サッカー協会は5日、親善試合ホンジュラス戦(14日、豊田ス)、オーストラリア戦(18日、ヤンマー)の日本代表メンバー23人を発表した。

 FW武藤嘉紀(22=東京)が胸の内を激白した。8月の新体制から順当にすべて選出。Jリーグで13点を決めており、代表入りしても驚きはない。この先に待ち受けるアジア杯タイトルを見据え、武藤らしく控えめでありながら、力強く言い切った。

 「代表としての自覚はあるし結果にこだわりたい。この2試合の後にはアジア杯がある。そこでメンバーに選ばれるために大事な試合。アジア杯は自分にとって初めての公式戦なんで緊張感がすごくある。その中で結果を残したい。『アジア杯優勝』と軽々しくは言えない。けど狙っていく」

 アギーレジャパン全試合に出場し、キャップ数は4。すべて中南米が相手だった。14日のホンジュラスも同様だが、年内最後のオーストラリア戦でアジアを肌で感じることができる。

 「アジア勢は今、すごく強い。しかもオーストラリアはアジアの上位国だから、すごい楽しみな気持ちがある。そこで自分がどれだけやれるか。とにかく結果にこだわりたい」

 今日6日までの3連続オフまで35日連続無休が続いた。「もうボロボロ。限界まで達した疲れをまずは取りたい」。リフレッシュを終えて、7日から再スタートを切る。【栗田成芳】