スペイン検察庁の反汚職課が、八百長の疑惑がかかっている日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)ら関係者33人についての調査報告書を近くバレンシア裁判所に提出する見込みとなった。スペイン・マルカ紙が29日までに報じた。

 今秋から、アギーレ監督がサラゴサ(現2部)を率いていた11年5月のレバンテ戦で八百長の疑いがあると報じられていた。同紙によると、アギーレ監督は今後、裁判所から出頭を求められる可能性があるという。そうなれば、来年1月のアジア杯オーストラリア大会を控えた日本代表の活動に重大な影響を及ぼす。

 日本協会の霜田強化担当技術委員長はこの日、C大阪-鹿島戦を視察。28日にアギーレ監督と電話で会談したと明言。「(監督からは)大丈夫だ、心配するなと。協会として情報を集めている最中。どう対処したらいいかも含め調査中です。過程の話はできない」とした。12月4日の再来日予定に変更はないという。