日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)が15日、八百長に関わった疑いでスペイン検察当局から告発された。ついに本格的な捜査が始まる。サラゴサ(現2部)監督時代の11年5月のスペイン1部リーグ・レバンテ戦に八百長の嫌疑がかけられ、スペイン検察庁反汚職課が、試合に関係したアギーレ監督を含む約40人をバレンシア裁判所に告発した。

 スペイン・アス紙は検察当局の捜査報告の内容も報じた。報道によると、サラゴサのイグレシアス会長、アギーレ監督、主将ガビらが代表し、他の選手と八百長に関して合意。この合意に基づき、同クラブ顧問のポルケラ経済ディレクターが11年5月17~19日にかけてアギーレ監督やガビらの口座に金額を振り込んだ。最終的に振り込まれた合計96万5000ユーロ(約1億4500万円)がレバンテの選手に渡ったという疑いがかかっているという。