日刊スポーツでは16日午後5時から、ウェブサイト「nikkansports.com」上で、日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の八百長関与疑惑問題について緊急アンケートを行った。同10時時点で総数1144件。本人が「潔白」を主張し、裁判所もまだ告発を受理した段階ではないが、それでも大半の読者は1月のアジア杯での指揮に難色を示した。

 アンケート結果は、アギーレ監督への「No」の意見が大半を占めた。同監督の「潔白」との主張について、4割近い425人が「信じられない」と断じた。「どちらかと言えば信じられない」とする声も同数の463人。主張を信じるとした層を大きく上回った。

 「火のないところに煙は立たない」とのコメントが多数。来年1月に迫るアジア杯での指揮についても「大いに問題」とする見方が約64%の729人に達した。「問題ない」は151人にとどまり、疑惑が解消されない限りは、指揮を執るべきではないというのが“世論”であることが明らかになった。

 アジア杯を待たずに解任すべきだという厳しい意見も多かった。「監督業務に集中すべきところを(出頭などで)自己都合で勤務できないのだから、たとえ潔白であっても本人から辞任の申し出があって当然である(愛知県50代男性)」など、半数以上の595人から寄せられた。

 一方で「結果が出たわけでもないのに騒ぎ過ぎ(埼玉県30代男性)」「告発は恣意(しい)的にされることもある。1審の結果を待つべき。疑惑だけで早々に解任したら日本の見識が疑われる(東京都60代以上男性)」と慎重な見方を求める意見も少なくなかった。

 「そもそも監督選考の時点でそういううわさがなかったのかと疑問(東京都30代女性)」「早期に監督を決定しすぎた日本サッカー協会に大きな責任(愛知県20代男性)」と任命責任に言及する向きもあった。