日本サッカー協会は18日、JFAハウスで理事会を開き、スペイン検察当局に八百長疑惑で告発された日本代表ハビエル・アギーレ監督(56=メキシコ)が予定通りアジア杯オーストラリア大会(来年1月9日開幕)で続投することを確認した。理事会冒頭で大仁邦弥会長(70)が現状説明したが、代表監督の八百長疑惑という異常事態にも、理事会で議論はなく、理事会の機能不全を露呈した。その後、原博実専務理事が会見し、情報収集に全力を挙げると話し「いろいろな状況を考えながらやっている」と、最悪のケースも想定していることを明らかにした。

 -最悪の状況は想定しているのか

 原専務理事

 我々がやらなくてはならないのは現状の正しい認識。捜査が始まり業務にどのような支障が出てくるのか。正しい情報収集をすることだと思う。

 -アジア杯で指揮を執るのか

 原専務理事

 現段階で監督をどうこうするというのは全く考えていない。現状ではアギーレ監督がアジア杯で指揮を執る。状況に応じていろいろなことが起こりうるが、現段階は告発されたという段階なので。

 -選手への説明は

 原専務理事

 選手に対しては海外にいる選手、オフの選手もいる。通常、(説明は)代表合宿が始まった時になる。監督は監督で説明するだろうし、僕らは僕らでする。

 -アギーレ監督が公に状況説明をすることは

 原専務理事

 必ずしかるべきタイミングで必要とは思う。それをいつやるかは、監督のスペインの弁護士との相談も必要。(29日開始の)合宿の時、その前になるとは思う。

 -仮定の話になるが、最悪の時のことは考えているか

 原専務理事

 いろいろなことは当然考えています。情報収集しながら、あらゆることに対応できるように考えている。