日本サッカー協会は18日、JFAハウスで理事会を開き、スペイン検察当局に八百長疑惑で告発された日本代表ハビエル・アギーレ監督(56=メキシコ)が予定通りアジア杯オーストラリア大会(来年1月9日開幕)で続投することを確認した。理事会後、原博実専務理事が会見し、情報収集に全力を挙げると話し「いろいろな状況を考えながらやっている」と、最悪のケースも想定していることを明らかにした。

 A代表のコーチを兼ねるU-21代表の手倉森誠監督(47)が、日本協会の原専務理事の会見に反応した。「試合前にネットでコメントを見ました。(アギーレ)監督がアジア杯を指揮することに、現場の人間としてまずホッとしている」。一方で疑惑を抱えたまま大会を迎えることに「間違いなくパワーはいる。ただ、騒いでいるのは俺らと同じ日本人。唯一の日本人スタッフとして、覚悟を持ってカバーしていきたい」と話した。