J2横浜FCのカズことFW三浦知良(47)が、来年1月のアジア杯で日本代表が優勝し、アギーレ監督の八百長騒動をかき消すよう厳命した。20日にグアムでの自主トレから帰国。「こういう危機こそみんなで乗り越え、雑音を消すためにアジア杯優勝して欲しい。選手はサッカーに集中して、監督もアジア杯までは、やり切るしかない」と、激励した。

 カズ自身、92年に同杯優勝を経験した。アジアでの戦いには「取って欲しいね、アジアでは絶対に」と、今でもプライドをのぞかせるほど。勝つことだけに集中したい状況での騒動だが「いろんな状況の中でやっている選手が多い。珍しいは珍しいけど、何をやらないといけないか分かっているだろうし、大丈夫でしょう!」と、逆境での優勝に期待を込めた。

 48歳で迎える来季も横浜FCで現役続行する。すでに来季の契約延長オファーを受け「それ(横浜FCでやること)しか考えていない」と明言した。19日付の英紙ガーディアン(電子版)で「現役世界最年長のプロサッカー選手」と紹介されたと聞き「いいんじゃないですか、それはそれで」と笑顔だった。