アジア・サッカー連盟(AFC)臨時総会が開催されたメルボルンの地元紙「The

 AGE」は9日、AFCがスイスに拠点を置く機関と連携してアジア杯での賭博に絡んだ八百長監視の取り組みに力を入れていると報じた。アジアでの八百長疑惑の例に加え、日本代表ハビエル・アギーレ監督(56)の写真を掲載し、スペイン1部リーグ時代に八百長に関与した疑いがあると伝えた。

 AFC臨時総会の会場では、アギーレ監督の疑惑に関心を示す関係者もいた。シンガポールのSNTVのリポーター・ムーア氏は「八百長は安い給料の選手や監督が持ちかけられるもので、アギーレには当てはまらないだろう」と言いつつ「アジアで強い日本の監督が、疑惑がつきまとったまま続けていいのかという疑問はある」と指摘。カタールのアルカスTVのリポーターのナセール氏は「裁判で有罪が証明されていないのに、なぜ騒がれるのか」と話していた。(メルボルン=高橋悟史)