日本のストライカーに不安要素が出てきた。日本代表FW岡崎慎司(28=マインツ)が、17日にブリスベンで行われた練習を別メニューで調整。前日イラク戦前半37分に相手選手の足が遅れて入り、左足のすねに激突し打撲していた。この日の練習では分厚い包帯を巻いて、ストレッチ中心のメニューで切り上げた。練習後は「たぶん、大丈夫」。通常通り歩いて引き揚げ、メルボルンまでの移動でも問題はなさそうだが、不安を残した。

 アジア杯の規定では開幕戦開始6時間前まで、予備登録選手との入れ替えができるが、現時点では不可能。韓国代表ではボルトンMF李青龍(イ・チョンヨン)が離脱するなど、けが人や体調不良の選手が続出し、第2戦クウェート戦では5人もの選手が不在の中で戦いを強いられていた。次戦ヨルダン戦(20日)まで中3日ある。決勝トーナメントを見据えれば、慎重に見極めていくことになる。

 日本では、岡崎のほかにMF今野が左太もも裏に違和感を訴えて、この日の練習を回避。メルボルンまで同行し病院で検査を受ける予定だが、最悪の場合離脱の可能性もある。