日本代表の次期監督候補に挙がるカタールリーグのレクワイヤのミカエル・ラウドルップ監督(50)の代理人、トゥトゥムル氏が13日、6月末まで残るクラブとの契約を最優先する方針を示した。11日にレクワイヤの副会長から「日本で彼の名前が取りざたされているが、彼を手放すつもりはない」と伝えられたという。契約満了後なら交渉の準備があるとし「あらゆる可能性を探りたい。ラウドルップ氏は日本をよく知っており、日本代表は重要だ」とも話した。

 日本協会は八百長疑惑の告発状受理で解任したアギーレ監督の後任として、第1候補に前ゼニト監督のスパレッティ氏、第2候補にラウドルップ氏をリストアップ。この2人との交渉が失敗に終わった場合、元鹿島監督のオリベイラ氏(現パルメイラス監督)が候補者リストの最上位に浮上する可能性もある。

 日本協会技術委員の1人は「霜田委員長からメールが来たけど、苦戦してるみたいだ。今、リストに挙げている候補がダメなら練り直さないといけないかも」と慎重に話した。一方で、同協会の大仁会長は14日のU-22日本代表の親善試合後に「苦戦?

 急なことですし、メドが立てば霜田から連絡が来る。6月(のW杯アジア2次予選)に間に合えばいい?

 いや、できるだけ早く決めたいとは思っている」と強調した。