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飛び級内田気持ちは北京「本番に出たい」

- U-22日本代表に選出された鹿島DF内田(右)は練習後、水風呂に入る
U-22代表入りの吉報が届いたこの日も、内田はマイペースだった。練習後の取材予定をうっかり忘れて帰宅。鹿嶋市で少年サッカー大会に参加していた静岡の小・中学校時代の恩師である田方FC佐藤文昭監督(60)へあいさつに行き、クラブ関係者に慌てて呼び戻される一幕もあった。その後もスタジアムの施設見学ツアーに飛び入り参加し、ロッカールームを案内して見学者を驚かせるなど、ひょうひょうと1日を過ごした。
2月に同代表候補合宿で初招集、7月の合宿にも球宴選出で中国遠征に参加できなくても招集された。反町監督の期待の表れにも「入らないと思っていた」と本人は予期していなかった。4月のA代表候補合宿で2世代飛び級招集を経験している実力者だが、簡単に実感がわかなかった。
7月のU-20W杯でブレークした「調子乗り世代」の一員だ。「調子乗り世代とか言われているが、それは大事なこと。元気とか勢いとかU-22で出したい」。一方で、内田自身はその世代の中でもペースは変わらない。一躍、有名になったゴール後のパフォーマンスも「最初に乗り遅れたので」と加わらなかった。鹿島でも6月20日の柏戦で劇的なロスタイム決勝弾が決まった時も、ピッチ上の選手が歓喜で一斉にベンチになだれ込むのに、内田は1人守備に就いていた。「攻められたらまずいと思ったから」。19歳らしからぬ冷静な目を持っている。
スピードを生かした右サイドでの攻守の能力の高さは折り紙つき。右サイドバック、右MFの両方に対応できる自信もある。「本番じゃなくて、これは予選。本番に出たいんです」。内田独特のリズムで、北京五輪への道のりを歩み始める。【広重竜太郎】
[2007年8月18日9時48分 紙面から]
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