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U17河野がナイジェリア戦先発も

 【光陽(韓国)20日=益子浩一】U-17(17歳以下)日本代表MF河野広貴(17=東京Vユース)が、明日22日のナイジェリア戦で先発する可能性が出てきた。20日の練習は、左太もも痛の柿谷、ハイチ戦で左ふくらはぎを負傷した八反田が別メニュー調整。トップ下の2選手が故障中のため先発のチャンスが巡ってきた。大会前には東京Vのラモス監督から世界の戦いを伝授された河野が、日本を開幕2連勝へと導く。

 強い日差しを受けながら、河野は黙々とシュート練習を繰り返した。優勝候補のナイジェリアを想定しながら、得意のドリブルでDFを切り裂いていく。ハイチ戦勝利から一夜明け、この日はFW柿谷、MF八反田の2人が別メニュー調整。先発チャンスが巡ってきたことを、河野は肌で感じ取った。

 「まだ(先発か)分からないですけど、出番が来たらまた点を決めたい。ゴール前ではドリブルで仕掛けていきたいです」。

 本来の役割は途中から流れを変えるスーパーサブ。昨年9月のアジア選手権も出場4試合すべてが途中から。それでも決勝・北朝鮮戦では延長後半からピッチに入り、試合を決める2得点を挙げ01年以来、3大会ぶりW杯出場の立役者になった。前日19日のハイチ戦も途中出場ながら1ゴール1アシスト。スピードを生かした得点力は、代表には欠かせない存在だ。

 “サムライ魂”を受け継いだ。東京Vユース所属だが、実力を認められ5日の愛媛戦で、代表では柿谷に続いてJデビューを果たした。大会前には日本代表で世界の修羅場をくぐってきたラモス監督から「どんどん仕掛けろ! 好きなように動け」とアドバイスを受けた。既にトップチームで練習しており、元日本代表のMF名波からも世界との戦い方を伝えられた。

 神奈川・相模原の自宅から東京Vの練習場まで1時間以上もかかる。帰宅はいつも夜11時近くになる。代表との掛け持ちで高校も休みがちだが「もっと上を目指したい」と向上心は尽きない。勝てば決勝トーナメント進出が決定的になるナイジェリア戦。リトルサムライの突貫小僧が、勝利への原動力になる。

[2007年8月21日9時46分 紙面から]

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