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オシム監督3トップで結果求める

幸運の小鳥? が舞う中、選手に指示を出すオシム監督(撮影・たえ見朱実)
幸運の小鳥? が舞う中、選手に指示を出すオシム監督(撮影・たえ見朱実)

 3トップで結果を出せ! 日本代表は今日22日、カメルーン代表と親善試合で対戦。オシム監督は、かねて理想とする3トップでアフリカの雄に挑戦する。アジア杯では2度、このシステムが試されたが未勝利のまま。今回、追加招集された山瀬、大久保、高松、前田、佐藤、田中達の6人には合宿を通じて常に3トップを形成させ、さらには「個の力」を出すことも要求した。

 目指す方向は、変わらなかった。大分合宿3日目もオシム監督は、理想を求め続けた。高松と前田がセンターフォワードに入り、山瀬、大久保、田中達、佐藤が2人ずつ両サイドを務める3トップ。この6人は、全員が合宿前日に追加招集された。オシム監督のやりたい形は、明確に表れた。

 要求を突きつけられた選手たちも、動き方をつかんできた。田中達は「どこで使われても、自分の中でイメージをもって入ればいい。自分は止まっては良さが出ない。動きながらやりたい」と話した。高松と前田はともに、所属クラブで担う役割と似ていることを理由に、違和感がないことを強調した。

 アジア杯では1次リーグのカタール戦と、3位決定戦の韓国戦で試された。いずれも勝てず、不完全燃焼に終わった。だが、挑戦する価値はある。左右の高い位置どりは、サイド攻撃をより有効にする。中盤の選手も飛び出しやすい。バルセロナ、チェルシーをはじめ、世界のトップクラブが3トップで結果を出している。ミーティングでは、オランダ代表のロッベンがチェルシーで常時出場できないことを例に、サイドの守備の重要性も訴えた。

 6人への要求は、まだある。アジア杯で出た課題の1つ「個の力」による突破を、練習で求め続けた。オシムジャパン初招集の大久保は「『中にどんどん入っていい』『裏に飛び出せ』と言われました。突っかけないと攻撃は、始まらないから」と言った。MF中村憲は、カメルーンが相手でも「ボールを持った方が有利だから、仕掛けるのは大事」と意欲をみせた。

 オシム監督は会見で攻撃陣に求めることを問われると「何を期待するかを言うと、余計なプレッシャーになると心配している。プレッシャーなしでプレーさせたい」と答えた。3トップは機能するのか-。それは選手を見極める、戦術理解度の浸透ぶりを量る材料にもなる。単なる親善試合には終わらせない。強豪相手の一戦は、オシムジャパンの将来像に影響する戦いになる。【佐々木一郎】

[2007年8月22日9時21分 紙面から]

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