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悩むオシム監督、代表発表を延期

 日本代表のイビチャ・オシム監督(66)が、欧州遠征メンバーの発表を先延ばしにした。日本代表のスタッフ会議が27日、東京・文京区のJFAハウスで行われ、来月上旬の欧州遠征メンバーを選考。22日のカメルーン戦で新戦力が台頭したこともあってメンバーが確定せず、当初28日にも見込まれていた発表は早くても29日のリーグ戦以降へと持ち越された。

 約2時間の会議を終えたオシム監督は「水曜日の試合を見たいので」と、この日メンバーが確定しなかったことを明かした。当初はこの日の話し合いでメンバーを決め、28日には発表する予定だった。ところが、29日の試合まで選考対象とすることから、発表は早くても試合後、30日までずれ込む可能性も出てきた。

 オシム監督がギリギリまでメンバーを発表しないのは珍しくないが、今回は欧州への遠征。複数招集が確実な欧州組の所属クラブへの配慮もある。しかし、この日は決めきれなかった。「皆さんも、メンバーを予想してください。私との考えの違いが分かるはず」と話した指揮官にも、まだ迷いがあるのだろう。

 オシム監督を悩ませているのは、22日のカメルーン戦での新戦力、復帰組の活躍だ。試合後には、田中、大久保、前田で組んだ前半の3トップを「かなり、いいプレーをした」と評価した。個の力を「想像以上だった」とも言った。一方でFW巻、MF羽生、山岸の千葉勢への信頼も変わらない。この日は「アジア杯に出て、カメルーン戦に呼ばれていない選手を忘れてはいけません」と話した。

 スイス、オーストリアと欧州の中堅国と対戦する今回の遠征は、今の日本の力を見るのに最適だ。MF中村俊ら欧州組と国内組の融合が焦点だが、ここにきてカメルーン戦組と千葉勢、個と組織の融合という課題も加わる。メンバーは23人前後、次々と台頭する「オシムジャパン候補」が、監督の頭を悩ませる。

[2007年8月28日9時5分 紙面から]

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