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デカモリシ、大毅敗戦教訓に五輪切符を

ドバイ合宿でスパイクを脱ぐFW森島(撮影・鹿野芳博)
ドバイ合宿でスパイクを脱ぐFW森島(撮影・鹿野芳博)

【ドバイ(UAE)12日=山下健二郎、奈島宏樹】デカモリシが、大毅敗戦を教訓に五輪切符へ突き進む。U-22(22歳以下)日本代表FW森島康仁(20=C大阪)は、17日の北京五輪最終予選カタール戦(ドーハ)を自らの「世界戦」と位置付けた。ボクシング亀田3兄弟のファンだが、大口をたたきながら敗れた二男大毅の二の舞にならないよう、あらためて気合を入れた。同じビッグマウスでも有言実行路線で、チームを勝利に導くつもりだ。

 大毅の二の舞にはならない。「相太クン(平山)に負けない」「1試合残して五輪出場を決める」「カタールの守備は強くない」。ビッグマウスは同じだが、森島は言い切った1つ1つの発言に責任を持ち、有言実行でいく。

 7月U-20W杯では初戦スコットランド戦前にゴール宣言し、見事に実現させている。2月のJリーグ新人研修でFW平山と初遭遇した際は「あいさつしようと思ったけど、何となくやめた。でも、オーラはオレの方がある」と挑戦状をたたきつけた。その後、反町ジャパン入りを果たし、五輪予選では9月8日サウジアラビア戦から平山に代わって先発の座に就いた。

 もともと森島は、亀田兄弟のファンだ。大口をたたいて自らにプレッシャーをかけながら、世界の頂点を目指す精神にも共感している。「3兄弟といつか対談をしたい。絶対に面白くなる」と夢を持っている。ドバイ合宿初日の練習後に、大毅敗戦を伝え聞くと「まじで? ウソや」と下を向いた。亀田3兄弟が育った大阪市西成区に、所属するC大阪のクラブハウスがある。同じ街を愛する「心の友」の敗戦はショックだが、真しに受け止め、自分の教訓にするしかない。

 大きなことを言って結果が出なければ、ファンの期待を大きく裏切る。まして試合内容が悪ければ、大毅のように世間のバッシングも受ける。その重圧に打ち勝つ。今日13日は、韓国との完全非公開「スパー」(練習試合)。17日の世界戦(カタール戦)に向け、ワンツーなど周囲とのコンビを成熟させる。勝てば文句なしで五輪出場王手となる大一番。森島は大毅ショックをエネルギーに変えて、ゴールを狙う。

[2007年10月13日9時15分 紙面から]

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