<U17W杯:ブラジル3-2日本>◇24日(日本時間25日)◇1次リーグ◇B組◇ナイジェリアテスリムバログンスタジアム

 若き日本代表が、優勝候補ブラジル相手に世界を驚かせた。常に先手を取られながらもMF高木善朗(16=東京Vユース)とFW杉本健勇(16=C大阪ユース)のゴールで2度追いついた。過去3度優勝の南米王者と互角に渡り合い、後半ロスタイムの失点で2-3と惜敗。勝ち点こそ奪えなかったが、93年のベスト8を上回る「世界の4強」を目指して大きな可能性を感じさせた。

 南米王者相手に一歩も引かない「ヤングサムライブルー」に、スタンドからは驚きの拍手までおきた。MF小島が軽いステップで相手をかわし、MF宇佐美がドリブルで抜き去る。後半49分、4分のロスタイムの最後に痛恨の失点で敗れたが、宇佐美は「もったいない試合だった」。池内監督も「今日のような試合を続ければ、チャンスはある。目標はベスト4」と言った。

 この世代はブラジル代表と過去2戦2分け。W杯での対戦が決まった時、宇佐美らは「またブラジルか、W杯らしくないな」とまで言い放った。頭には勝利しかなかった。勝つチャンスも十分あっただけに、選手の悔しさは増す。99年同じナイジェリアで行われたU-20W杯で準優勝した「黄金世代」を性能で上回ると言われる「プラチナ世代」が、王国との激闘で、その存在を世界中に示した。