リオデジャネイロ五輪アジア最終予選に挑むU-23(23歳以下)日本代表が3日、予選を兼ねるU-23アジア選手権(12日開幕)の開催国カタールに到着し、ドーハ市内で初練習を行った。約9カ月ぶりに合流したMF南野拓実(20=ザルツブルク)ら全23選手が参加し、スタッフは16年仕様の緑色のトレーニングウエアを初披露。手倉森監督は当地特有の強風下での初練習を終え「日本の風になればいい」と期待を込めた。

 UAEドバイ経由での移動は乗り継ぎ便の遅延もあって16時間を超えたが、14年のチーム結成以来初めてビジネスクラスを利用したため影響は最小限に抑えられた。日本協会の規定で最終予選以降は利用可能。機内ではスーツからジャージーに着替えて水平シートでリラックスし、待ち時間もラウンジで過ごした。主将のDF遠藤は「しっかり睡眠できましたし、期待に応えないといけない」と決心した。(ドーハ=木下淳)