鹿島は4日、U-23(23歳以下)日本代表MF豊川雄太(21)が、岡山に期限付き移籍すると発表した。期間は2月1日から来年1月31日まで。

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23アジア選手権(12日開幕)に出場するためカタールに滞在中の豊川は、クラブを通じ「今までとは異なる環境で、1シーズンという限られた時間の中で、自分のサッカーに磨きをかけてきたいと思います。アントラーズに加入してからの3年間で大きく成長することができたと思いますが、昨季はチームに貢献できなかった悔しさと、ふがいなさが心に残りました。今はどんな形であっても試合に出場し続け、試合の中で成長する必要があると感じています。昨年から悩み続けた上でたどり着いた決断です」とコメントした。

 岡山の公式サイトでは「加入できたことを大変、光栄に感じています。J1昇格というクラブの目標に貢献すべく、チームの一員として覚悟をもって戦いたいと思います。来シーズンは自分のサッカー人生を大きく左右する重要な1年になると考えています。21歳という年齢は、サッカー選手として決して若くはありません。結果が求められてしかるべき年齢なので、2けたゴールを最低ラインとしてチームのために貪欲に戦います」と抱負を語っている。まずはU-23代表の一員としてリオ五輪切符を持ち帰ることに集中し、帰国後すぐ岡山へ合流する予定だ。