鹿島が超攻撃的布陣で勝利を狙う。21日、茨城・鹿嶋市内で22日のACL1次リーグG組のシンガポールAF戦(カシマ)に向けた調整練習を行い、オズワルド・オリベイラ監督(58)が、07年の就任後初の3トップをテストした。

 練習場に散った先発組の布陣は4-3-3の3トップ。オリベイラ監督は「攻撃的に、勝利を目指すというメッセージを選手に伝えた」と明言した。過密日程のためMF本山、DF伊野波を休養で控えに回し、MF青木は出場停止だが、同監督は「勝ち点3のために全力を尽くす」と自信満々だ。大迫は「良いクロスが多くなると思うので得点を狙いたい」と意欲的。7戦ぶりに先発の興梠は初めての布陣に戸惑いながらも「大勝できる相手」と気持ちを高めた。悲願のアジア制覇へ向け、攻めの姿勢で勢いをつける。名将が守備偏重の格下を打ち砕く。