G大阪西野朗監督(54)は、調子が上向かないチーム状況に苦戦を覚悟した。20日のリーグ新潟戦(万博)で0-2と完敗したショックを引きずっており「(川崎Fの)現状はリーグ4連勝と好調で、ガンバとまったく逆の成果をあげている。そういうチームに対し、いろいろなアプローチをしないといけないが…。新潟戦のような試合をしていては厳しくなる」と弱気な発言に終始した。

 遠藤、レアンドロは負傷から合流したばかりで体調面に不安は残る。リーグでは2連敗中で、クラブワーストタイの3戦連続無得点と自慢の「超攻撃」は、決定力不足に陥っている。指揮官は「昨年のCWC(クラブW杯)の経験はかけがえのないものだった。また、あの場所に戻るという強い思いを持って戦うしかない」と選手の奮起を求めた。【奈島宏樹】