鹿島のMF小笠原満男(30)が一撃必殺のスナイパーと化し、チームを1次リーグ首位突破に導く。27日、茨城県鹿嶋市内で28日のホーム全北現代戦に向けた調整練習を実施。引き分け以上で首位突破が決まるが、常に勝利を求める主将は「引き分けに興味はない。勝ちにいく」と断言した。

 わずかな得点機も逃さない鋭い感覚を見せつける。24日のリーグ横浜戦ではFWを追い越して前線に飛び出し、決勝点を奪取。以前の攻撃的MF時代より、守備的MFの現在の方が前線に飛び出す回数は減ったが「今はここだという時に前に出て点を取る」と明言。たとえ少ない機会でも標的を確実に射貫くスナイパーばりの精度で、ゴールと勝利をつかみ取る。