日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. サッカー
  2. ニュース

サッカーニュースのRSS

仙台富田“持ってる山岸さん”過去の話に

開幕戦の健闘を誓う、左から仙台の渡辺監督、MF富田、山形GK山岸、石崎監督
開幕戦の健闘を誓う、左から仙台の渡辺監督、MF富田、山形GK山岸、石崎監督

 仙台と山形の指揮官と主将が「3・7みちのくダービー開幕」の前哨戦を繰り広げた。仙台の渡辺晋監督(41)とMF富田晋伍(28)、山形の石崎信弘監督(56)とGK山岸範宏(36)が19日、都内で行われたプレスカンファレンスに出席。互いに今シーズンを占う大一番と位置づけ、必勝を誓った。

 仙台が、J1の座を守り抜いてきた意地を見せる。今キャンプの練習試合ではJクラブ相手に連敗しているが、富田は「昨日(18日)の広島戦で、やるべきことが整理できている手応えを感じた」と言い切った。

 J2から上がってきたライバルに、ホームで負けるわけにはいかない。控室で山岸と交わした会話を聞かれた富田は「雪国はキャンプが長いとか、アディダス(の新ウエア)がかっこいいとかくらいで、そんなに深い話はしてませんよ」と笑顔で“ピリピリムード”を否定。だが、主将として迎える初の開幕戦へ向けて「情報は常にチェックしている。高校(東京Vユース)で一緒だった林が調子いいみたいですね」と実戦3試合連続得点中のストライカーを警戒した。

 富田にとって「みちのくダービー」は特別な意味合いを持つ。11年5月のアウェー戦で先発のチャンスをつかみ、1-0の勝利に貢献。「あの試合で自信をつかんだし、出続けられるようになった」と不動のボランチとなった。昨季に続く開幕戦ゴールにも意欲十分で「山岸さんが“持ってる人”というのを過去の話にしたい」。渡辺監督は「是が非でも勝ち点3」と言った。ゴールド一色に染まったユアスタで、新生ベガルタの船出を飾ることしか考えていない。

 [2015年2月20日10時58分 紙面から]








日刊スポーツ購読申し込み 日刊スポーツ映画大賞