Jリーグは23日、東京都内で理事会を開き、村井満チェアマンは不正な会計処理が発覚したJ2愛媛に制裁金300万円とけん責処分を科すと発表した。

 クラブのライセンス付与には問題がないとの判断も示した。愛媛は2012、13年度の赤字決算を黒字と偽った。

 リーグ規約では1000万円以下の制裁金対象となる事案だが、第三者委員会による追加調査でクラブの組織的関与や元経理担当者の横領や着服、過度の悪質性が認められなかったことなどが考慮された。

 愛媛の亀井文雄社長は「処分を厳粛に受け止め、深く反省する。今後は十分に経営組織の対策をとっていきたい」とのコメントを発表した。村井チェアマンによると、24日の取締役会で社長ら役員が辞任を申し出る意向という。