横浜DF中沢佑二が37歳の誕生日の25日、あらためて18年W杯ロシア大会出場を誓った。横浜市内のクラブハウスで報道陣からケーキを贈られ「次のW杯まで全力で、ロシアまでは頑張りたい」。記念日に、40歳で迎えることになる自身3度目のW杯を強く意識した。

 プロ16年目の昨季は36歳にして初めてリーグのフルタイム出場を達成。GKを除く従来の記録を5歳も大幅更新した。代表には10年W杯南アフリカ大会以来縁がないが、年齢を感じさせないプレーぶりを続けている。「今年もフルタイム出たい」と自身が持つ“超人記録”の更新も宣言し「5点は取りたい」と、ゴールへの思いも付け加えた。

 徹底した栄養管理で37歳でも変わらず、J1の顔として先頭を走り続ける。サービス精神を発揮し、快く求めに応じケーキの前で何度もポーズを取ったものの「食べません」とプロらしさ全開で足取り軽く引き揚げた。節制しており、現役の間は甘いケーキは口にしない。「引退したら、暴飲暴食です」と笑わせたが、“その時”はまだまだ訪れそうにない。