3月15日に開幕するJ3に、今年も盛岡、秋田、福島の東北勢3チームが挑む。

 秋田は、J2昇格を見据えた3年計画最終年の成果を示す。まだスタジアムがJ2基準を満たしていないが、将来のためにも上位定着の基礎を固めたいところだ。現役時は海外リーグでプレーし、03~06年に千葉でオシム元日本代表監督の通訳を務めた間瀬秀一氏(41)が新監督に就任。13年まで千葉、東京Vなどでコーチを務めた手腕を監督初年度から発揮する。

 チームは昨季、リーグワースト3位の計57失点を献上。10勝4分け19敗の勝ち点34でJFL時代の最高成績と同じ8位にとどまった。守備強化を目指す今季はGK松本拓也(26)、DF下田光平(25)の即戦力を獲得。攻撃面でも昨季12得点でチーム得点王の三好洋央(27)、8得点のレオナルド(29)の2トップに、FW柿本健太(24)も加わり、攻守に層の厚さが増した。