山形MFロメロ・フランク(27)が右大腿(だいたい)二頭筋肉離れで全治3週間と診断され、3月7日の仙台との開幕戦出場は絶望的となった。24日の練習中に負傷し、翌25日のJ2横浜FCとの練習試合を欠場。26日も練習場に姿を現さなかった。

 みちのくダービー開幕で、山形は貴重な切り札を欠くことになりそうだ。フランクは昨季リーグ28試合に出場。シーズン終盤は途中出場が多かったが、G大阪との天皇杯決勝では先発して得点を決めた。今キャンプでも当たりの強さと抜群のキープ力を見せ、2列目のポジション争いでアピールしていた。

 順調に来ていたキャンプ終盤で故障者が増えている。18日の柏戦で左足首を痛めたFW川西、22日の千葉戦で右膝を痛めたDF渡辺が別メニュー調整中。選手の疲労を考慮して26、27日は予定されていた午後練習を取りやめた。石崎監督は「今はいろいろな組み合わせを試して、みんな同じようなサッカーをやることが重要」と話した。