J2東京Vは1日、東京・稲城の東京Vグラウンドで青学大と練習試合を行い、1-0で勝利した。主力中心のメンバーで戦い、前半30分にFW平本一樹(33)が獲得したPKを、新戦力のブラジル人MFブルーノ・コウチーニョ(28)が確実にゴール右へ蹴り込んだ。

 これで開幕前の練習試合はすべて終了。まだ流れの中からのゴールが少ないなど課題は多いが、冨樫剛一監督(43)は「シーズンが始まって良くなっていく手応えはある。2点目をどうやって取っていくのかという課題はあるが、その辺のテンションは(開幕後は)まるっきり違うもの。チームが変化するという希望を持って試合に臨みたい」と、開幕後のさらなる向上に期待した。

 この日は普段ならシュートまで持って行ける場面でブルーノがパスを選択するなど、意図的に連係を試す場面も。冨樫監督は「彼は頭の良い選手。試していることがすごく多い。シュートを打つ場面でコンビネーションにいったり。他の選手に要求したり、自分を分かってもらおうと努力している。彼はそういう話をコーチともしているから」と説明した。