浦和FW興梠慎三(28)が、今日4日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第2戦ブリスベン戦で今季初先発する可能性が高まった。3日、埼玉スタジアムで行われた公式練習で、FWズラタン、MF柏木とともに主力組に入ってプレーした。昨年10月26日の鹿島戦(アウェー、1-1)で右足腓骨(ひこつ)を骨折したが、11月22日のG大阪戦(ホーム、0-2)に強行出場。その後はリハビリを続け、2月のキャンプでは練習試合に出場して得点を挙げていた。患部にはまだテープが巻かれているが「いい内容をしても、勝てないと意味がない。FWが点をとることが大事」と話した。

 浦和はACL水原戦、富士ゼロックス・スーパー杯と公式戦2連敗。この日の練習は、チームの意向で冒頭15分のみの公開だった。これまで常に公開してきたペトロビッチ体制では異例の措置がとられた。今季ホーム初戦となるが、前日までにチケットは8920枚しか売れていない。興梠は「1つ勝ったら(チームに)勢いが出ると思う。泥臭くやっていく」と勝利を誓った。【保坂恭子】