J2から出直しを図る大宮は、MF家長昭博(29)の決勝ゴールで開幕戦白星を飾った。

 両チーム無得点で迎えた後半41分。ゴール前の混戦から家長がペナルティーエリア内でヘディングで競り勝ちMF金沢へ。金沢の右足アウトサイドで落とした絶妙のボールに反応した家長は、ゴール右上に落ち着いて決めた。

 引いてカウンター攻撃に徹する金沢を崩せず、苦戦が続いていたが、ようやく重い扉をこじ開けた。

 「相手もいいチームだったので、苦しかったけど勝ち点3が取れてよかった。(ゴールは、ボールの)落としが良かったので決めるだけだった」とアシストした金沢を称えた。

 家長はホームのサポーターに勝利を届けられたとあって、安どの表情を浮かべていた。