J2磐田は12日、磐田市内で15日のアウェー京都戦に向け調整した。MF上田康太(28)は、名波浩監督(42)からキャプテンマークを託された。指揮官は「消去法」と理由を明かすも、上田は「任されてネガティブな面は1つもない」と話し「毎試合確固たるプレーをし続けて選手から信頼を得ないといけない」と自覚を示した。

 開幕戦では攻守のスイッチを入れ続け、守備ブロックの時間帯は、相手の縦パスコースを絶妙なポジショニングで消した。温厚なタイプで「誰もが聞こえる声の大きさではないですけど…」と苦笑も「指示の声の精度ももっと上げていかないと」と守備連係への強い意識を見せる。次節は昨季得点王の相手FW大黒封じがカギになるが「裏に簡単にボールを出させないこと」と見据える。中盤で攻守のタクトを振るい、主将の存在感を発揮する。【岩田千代巳】