J2磐田GKカミンスキー(24)が、今日1日のホーム栃木戦でもチームを救う。前節大分戦のロスタイムでは、1対1の大ピンチを果敢な飛び出しで防いだ。額には接触による2カ所の切り傷が残るも「次の相手に脅威を与えるハンサムな顔になったかも」とジョークを飛ばし「相手のボールコントロールが乱れたのを見逃さずに前に出た」と振り返った。

 危険と隣り合わせだが、常にちゅうちょすることなく飛び出す。「GKは他の人が怖くていけないところもいかなくてはいけない。それが宿命」と話し「チームレスキューの最後のとりで」と責任を口にする。

 開幕戦では直接FKで失点。相手キッカーの蹴る瞬間を見えなくする相手の壁のつくり方に戸惑った。「欧州ではその壁の経験がなくて開幕戦では備えがなかった。でも今は解決策を見つけている」と頼もしい。連戦になるが「選手にとって試合が続くのはいいこと。集中して勝つことだけを考える」とチームレスキューを誓った。【岩田千代巳】