G大阪FW宇佐美貴史(22)が余韻に浸らず、代表に生き残る。日本代表初ゴールを決めたウズベキスタン戦から一夜明けた1日、午前中に帰阪。明日3日の名古屋戦(万博)に向けて、大阪・吹田市内での非公開練習に合流した。「代表のゴールはなかった事にして、次の代表への競争がもう始まる。ガンバを上げるため、また代表にいくために頑張るだけ」と、充実した表情を見せた。

 手応えをつかんだ。代表では3トップの左を担った。もともとサイドに開いた位置は経験豊富だが、G大阪では主に2トップ。「以前より余裕があると感じた。前を向いてプレー出来る感覚。幅が広がった」という。

 しかし課題もできた。代表初出場、初得点を果たしたが2戦連続途中出場。計45分間のプレー機会に終わった。「サブで満足する選手はプロとして失格。スタートから出る事を目標にして、まずは代表に定着できるようにしたい」。ひと皮むけたエースが、次のステップへアピールを再開する。【小杉舞】