清水FW白崎凌兵(21)が1日、J1初先発へ意欲を示した。この日行われた実戦形式のメニューで主力組の左FWとして出場。積極的にボールを受け、攻撃のリズムを作った。自身初のJ1スタメン出場へ猛アピールすると「いいイメージでできている」と声を弾ませた。

 プロ1年目の12年は7試合に出場するも、無得点に終わった。13年途中に当時J2だった富山に期限付き移籍すると、1年半で50試合に出場。昨季はJ3降格の悔しさを味わったが、課題でもあった守備力を克服。大榎克己監督(49)も「守備の意識は高くなった」と成長ぶりに目を細める。

 今季は先月のナビスコ杯2試合に出場し、1得点をマーク。白崎は「今チームも勝てていないので自分のプレーをしっかりして、勝利に貢献したい」と意気込みを語った。【神谷亮磨】