J2北九州の新たな本拠地となる「北九州スタジアム」の起工式が16日、北九州市小倉北区で開かれた。2017年3月のオープンを目指す。

 事業主体の市によると、建設地はJR小倉駅北口から約500メートルの海に面した場所。J1への昇格条件を満たす約1万5000人収容のスタンドを備える一方、将来的に約2万人収容へ拡張可能な設計にした。

 事業費は周辺の道路整備や、完成後15年間の維持管理費なども含め計約107億円に上る。民間の資金やノウハウを活用するPFI方式を採用し、設計や建設、維持管理を九電工やミズノなど6社の企業体が請け負う。

 北九州は昨シーズン、本来はJ1昇格プレーオフに出場できる5位の成績を残したが、現在の本拠地、本城陸上競技場(同市八幡西区)の収容人員が約1万人と、J1への昇格条件を満たしておらず、出場資格を得られなかった。