名古屋が前節広島戦(12日、豊田ス)の勢いを維持しホーム負けなしの2連勝とした。

 前半6分に、2年目のFW松田力(23)が左足を振り抜きチームを勢いづかせる先制ゴール。同18分にはMF矢野貴章(31)のグラウンダーのパスにFW永井謙佑(26)が飛び込み2点目。後半3分にはセットプレーを獲得。MF小川佳純(30)のFKをFW川又堅碁(25)が頭で決めてとどめを刺した

 守備に攻撃に活躍する永井は2点目について「(矢野)貴章さんの馬力が強いから取れた。貴章さんのゴールといってもいい」と体を張ってクロスを上げた矢野のプレーに感謝。

 3バックで攻め、守るときには永井と矢野がサイドバックまで下がって5バックになるシステム。2人には尋常じゃないハードワークが求められる。後半も足がつるくらい走り続けた永井は「それでチームがうまく回っている」とサラリと答えた。

 西野朗監督(60)も「守備がしっかり取れているところから、ゲームがうまく組み立てられている。非常にいい試合だった」と高評価。2人が走り続ける限り、そう簡単に名古屋は負けない。