G大阪のFW宇佐美貴史(22)がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初得点を目指す。20日は、大阪・吹田市内で練習後、22日のアウェー広州富力戦に向けて中国入り。1次リーグ4試合を終えて、1勝1分け2敗と、勝利しなければ、決勝トーナメント進出は非常に厳しい状況だ。

 J1で4戦連発中の宇佐美は、いまだ無得点のACLで「自分が得点を取れれば、チームが乗っていくきっかけになる。決勝トーナメント(進出)につなげられるゴールを取れればいい」と意気込んだ。

 今季は、ドリブル突破からのシュートや、泥臭いヘディングゴールまで幅広い攻撃の形を見せている。「いろんな形で点が取れている。時間帯もそう。今の強みだと思う。1分、1秒ごとに点を狙っている感覚が自分の中にある」。課題だった試合終盤の運動量が増え、長谷川監督も「今は何も言うことがない」と満点合格。エースの1発でチームを崖っぷちから救う。