カズダンスはJリーガーみんなのもの!? J2横浜FCのカズ(三浦知良、48)が20日、今季すでに2度舞った代名詞のカズダンスの権利? をフリーとする方針を打ち出した。

 今季2点目を決めた長崎戦(19日、ニッパツ)から一夜明け横浜市内で軽めの調整。もはや伝統芸能ともいえる域に達したダンスは日本で最も有名なゴールパフォーマンス。使用は本家限定かと思いきや「Jリーガーなら誰でも踊ってくれていいです」と太っ腹発言。自身の持つJ1通算得点139にあと1点と迫る川崎FのFW大久保に対しても「見てみたいですね、大久保選手の。イメージがわかないけれど(笑い)」。一風変わった激励? でダンスの許可を出した。過去に広島FW佐藤らが“カズ超え”の日に許可を得て踊った例はあるが、今後は許可制ではなくなるようだ。

 長崎戦のゴールを受け、連絡を取り合う香川(ドルトムント)ら日本代表の海外組からも祝福の連絡が届いたという。影響力はサッカー界にとどまらない。「レッドソックスの上原さんからも『おめでとうございます』とメールが来た」と意外な大物の名を挙げた。

 さらに「少し前にイチローさんにも『初安打おめでとうございます』とメールしたら『メチャクチャ元気にしてます』と返ってきた。僕の初ゴールにはまったく触れてなかったけど…。この変わらない感じがイチローさんらしいよね」と笑顔で納得。重鎮・張本氏とのやりとりで注目されたキングは、再び球界からの声をエネルギーに、得点を量産していく。【八反誠】