左脇腹痛で別メニュー調整だったJ2札幌FW都倉賢(28)が23日、札幌・宮の沢での全体練習に復帰した。19日の水戸戦は貴重な決勝点で1-0の勝利に貢献。26日の岡山戦での2戦連続得点に向け「いい形でボールを奪えれば、少ないパスでシュートまでいける。いつでも期待していてください」と意気込んだ。

 戦術練習では前節同様3トップ中央でプレー。昨季から10戦9発と爆発してきた定位置で再び“都倉祭り”を繰り広げる。前節水戸戦は、5戦ぶりの白星でチームは自信をつけており「この1勝を起爆剤にして、さらに勝って勢いをつけたい」と強い口調で言った。

 前半で左脇腹を負傷した水戸戦は、痛みを抱えフル出場した影響で、翌20日からオフをはさんで22日まで別メニュー調整となった。大事を取ったことで「もう問題なくやれる」と復調をアピールした。この日の練習後は荒野、堀米の若手2選手と20分間、じっくりランニング。血液を全身にしっかり巡らせ疲労を落とした後は、入念なストレッチで筋肉をほぐし、2週で5戦の過密日程へ向け、準備を整えた。

 岡山戦は昨年9月23日の前回対戦で2得点を挙げ、バルバリッチ監督に初勝利を贈った。さらに次の松本戦で連発して初連勝。今年も相性のいい岡山戦からの連発で、指揮官に今季初の連勝を贈り届ける。【永野高輔】