神戸が敵地から勝ち点3を持ち帰った。

 5バックぎみの陣形で鹿島の攻撃を封じて前半を0-0で折り返すと、後半開始早々にカウンターがはまる。4分、左サイドの相馬が上げたクロスをファーサイドのFWマルキーニョスが落とし、最後はFW小川慶治朗(22)。フリーで左足を合わせてゴールネットに押し込んだ。難しいバウンドだったが「丁寧に蹴りました。どフリーすぎて少し焦りましたけど」と笑顔で話した。

 一時同点とされたが、後半32分に勝ち越す。右CKの混戦からボールが宙へ浮き上がると、相手GK曽ケ端が味方と接触してファンブル。目の前にこぼれてきたボールを、途中出場のMF田中英雄(32)が無人のゴールに蹴り込んだ。元日本代表MF森岡が前半35分に太もも裏を痛めて途中交代。代わってピッチに入り、J1では3シーズンぶりの得点をマークしたボランチは「(森岡)亮太と交代して負けたら、しゃくだった。久々のゴールはうれしいけど、勝てたことの方がうれしい。最近、自分でもビックリするほど体がキレているので」と照れ笑いした。これで今季公式戦7戦負けなしとなった。