INAC神戸がMF川澄奈穂美(29)の1ゴール1アシストの活躍で、3-1と勝利した。

 0-0で迎えた後半6分、MF澤穂希(36)の右足ミドルを相手GKがはじくと、こぼれ球を右足で押しこみ先制。

 同9分には、右サイドからゴール前の澤にクロス。芸術的な右足ジャンピングボレーを決めた澤をアシストした。川澄は「1点目は澤さんが足を振る時に、GKがこぼすのを予測していた。2点目は澤さんの飛び出し。あの角度であそこに決めるのはさすが」とたたえた。

 負傷から4戦ぶりに復帰したFW高瀬愛実(24)も同16分から途中出場し1得点。終了間際には相手選手とぶつかり右膝打撲で交代したが「足は大丈夫です。でも1カ月離れていると、こんなにできないものかと感じた。でも点を取れたことはうれしい。(W杯の)代表発表までドキドキです」。

 35人の予備登録メンバーの3人が、視察した佐々木則夫監督(56)の前で、女子W杯カナダ大会メンバー発表(来月1日)前最後の試合で結果を出した。チームも開幕5連勝で首位を守った。