浦和FW興梠慎三(28)が因縁のG大阪戦を、あえて復帰の舞台に選ぶ。

 右腓骨(ひこつ)付近の打撲で戦線離脱していたが、26日に急きょ行われた埼玉県2部の埼玉大との試合形式の練習で、約1カ月ぶりに実戦復帰。30分2本の後半10分にピッチに入ると、2分後にはさっそくゴールを挙げた。「復活、って書いておいてください」と笑顔をみせた。昨年10月に右腓骨を骨折したが、同11月22日のG大阪戦後半44分から強行出場。プレー中に同じ場所を強打したことで、現在まで負傷の影響を引きずってきた。興梠は「(5月2日)G大阪戦を目指して調整する」とキッパリ。悪夢を払しょくするには、これ以上の舞台はない。