清水MF村松大輔(25)が勝利のために体を張る。チームは27日、明日29日のリーグ山形戦に向けて完全非公開で調整。今季リーグ戦初出場を狙う村松はフルメニューを消化し「出たら、いいポジションを取ってサボらずにやりたい」と意欲を示した。

 次戦は累積警告で主将のMF本田拓也(30)が欠場。中盤で体を張れる選手を欠く一戦だけに、ハードワークを武器とする村松は欠かせない存在だ。今季は右かかと痛で出遅れるも、地道なリハビリを経て今月22日のナビスコ杯仙台戦で初出場。1ボランチの位置で体を張り、チームの勝利に貢献した。

 現在リーグ戦は5連敗中。苦しい状況を打開するために大榎克己監督(50)も「ハードワークしないと戦っていけない」と、選手らには激しいプレーを求めている。山形には先月18日のナビスコ杯で対戦し、1-3で敗戦しているだけに油断はできない。降格圏に沈む同士の一戦で負けは許されない状況だ。村松は「求められているのは守備だと思う。ピッチで闘う部分を出したい」とキッパリ。気持ちを前面に出したプレーでチームを救う。【神谷亮磨】