ホーム連勝を狙う札幌が、素早い攻撃から先制点を奪った。前半10分、カウンターからFW都倉賢(28)、内村圭宏(30)とつなぎ、内村が左サイドからドリブルシュート。磐田GKカミンスキー(24)が弾いたボールを、都倉が詰めた。磐田は札幌の固い守備に攻めあぐね、前半は札幌の1-0リードで折り返した。

 ハーフタイムで札幌バルバリッチ監督(53)は「相手のサッカーにのまれず、自分たちのサッカーをしよう」と指示。磐田名波浩監督(42)は「もっとテンポよくボールをまわすこと」と選手を送り出した。札幌は同26分に、MF稲本潤一(35)のロングパスに反応したFW都倉が、DF裏に抜けだし追加点。同30分にはFW内村が2試合連続のゴールを決め、突き放した。

 さらに札幌は37分に、インドネシア人MFイルファン(26)が途中出場。同国の選手で初めてJリーグ出場を果たすなど、総力で難敵磐田から勝ち点3を奪い、ホーム連勝を飾った。2得点の都倉は「90分、自分たちがやるべきことをやった結果」と振り返った。磐田は前節福岡戦に続き、2試合連続無得点での敗戦となった。