ホーム湘南が追いついて勝ち点1をつかんだ。

 0-1の前半終了間際、ペナルティーエリアでMF菊池大介(24)が倒されてPKを獲得。U-22(22歳以下)日本代表主将のDF遠藤航(22)がキッカーを任され、力強くゴール右に蹴り込んだ。

 「どっちに蹴ろうか迷ったけど、最後は思い切って」と今季3点目。すべてPKによるもので「自分で蹴った方が、見ているより緊張しない」と強心臓を発揮。ロスタイム5分という、いい時間帯に試合を振り出しに戻した。

 後半は読みの鋭さでインターセプトを連発したり、機を見たオーバーラップで好機を演出。チームも息を吹き返し、走り勝ってリズムをつかんだ。しかし、攻勢だったものの追加点は奪えず。

 曹貴裁監督(46)は「勝ち切れず残念な気持ちです。ただ、後半はうちらしいサッカーができた」と手応えもつかんでいた。