なでしこジャパン7人を先発に並べたINAC神戸が、日テレに敗れ、今季初黒星を喫した。

 前節新潟戦に続く、2戦連続となる先制点を許して迎えた前半41分、MF澤穂希(36)が相手ボールを奪うと、MF京川舞(21)、DF近賀ゆかり(31)とつなぎ、最後はMF川澄奈穂美(29)がGKの股間を抜く右足ゴールで同点とした。

 だが、後半は相手にペースを握られて失点。澤は「今日は相手の勝ちたい気持ちが前面に出た試合。(代表の)岩清水、阪口、有吉の3人ともコンディションもよかったし、対戦してみて、いいところが良く出ていた。いい選手と(代表で)プレーできるのが楽しみ。(中断前の)リーグ2試合を戦い抜いて、代表合宿にいくまでに、もっともっと状態を上げていきたい」と話した。

 INAC神戸は勝ち点1差で首位を守ったが、5勝2分けの日テレが2位浮上。新潟と0-0で引き分けた3位の千葉と、大阪高槻に2-1で勝利した4位の仙台も4勝3分けとなり、INAC神戸を追う3チームが7戦無敗だ。