先制したのはアウェーの清水だ。前半14分。パスをつないで、最後はMFデュークが右足で決めた。ホームの神戸も負けてはいられない。同29分。FW渡辺が右サイドを仕掛け、ゴール前へ。慌てたのは清水守備陣だ。1度はGK杉山が触ったボールを、DFの足にかかり、そのままゴールへ。清水はまさかのオウンゴールで、1-1の同点になった。同点のまま後半へ。

 勝ち越しに成功したのは清水だ。後半25分。MF大前がFKを直接決めた。これで2-1の清水リード。

 攻めなければいけなくなった神戸は、日本代表候補合宿に初招集された20歳のDF岩波を下げて、19歳のFW田代を投入した。

 結局、2-1で清水が勝利。清水は3月6日の開幕鹿島戦以来、10試合ぶり白星。MF森岡、DF安田らケガ人の多い神戸は、4戦未勝利(2分け2敗)となった。