清水FW金子翔太(20)が指揮官の期待に応える。今日20日のナビスコ杯名古屋戦に備え、チームは19日、完全非公開で最終調整。練習後、大榎克己監督(50)は「金子は使いたいと思う。前を向いて仕事をしてほしい」と先発出場を示唆した。今季2度目のスタメンが確実となった金子は「自分にとってもチャンス。ゴールに直結するプレーをしたい」と闘志を燃やした。

 今季はクラブでの出場はナビスコ杯の2試合にとどまっているものの、J3のU-22選抜では7試合に出場し1得点を挙げている。今でも「手本にしている」というアルゼンチン代表FWメッシのプレー動画を何度も見て研究。先週の紅白戦では得意のドリブルから中央を突破して得点するなど、コンディションは万全だ。金子は「体のキレはいい。とにかく点を取ってチームに刺激を与えたい」と力を込めた。【神谷亮磨】