湘南が勝ち点3を取り、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 前半7分、ゴール前でパスを受けたMF武田英二郎(26)が落ち着いて左足でゴールを決めた。後半11分、松本FW池元に同点ゴールを許したが、同32分には浦和からの期限付き移籍のMF山田直輝(24)がドリブルシュートを放ち、これが決勝点。J1昇格組対決を制した。

 試合後今季初ゴールを決めた武田は「どうしても点を入れたかった」と振り返った。鳥取在籍時代にお世話になった元選手の奥さんが先日亡くなり、お墓参りに行ったとのこと。「頭の中で念を送っていたから、今日はその人のおかげ」と喜んだ。昨季までJ1での出場経験がなかっただけに今季にかける思いは強い。悲願のゴールをきっかけに、今季のさらなる飛躍へとつなげたい。